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問題提起VS不平不満
目次
最初の質問
私が会社の管理職だった頃、そしてその後もですが、
多くの人と同じようにさまざまな問題に対処しなければ
なりませんでした。それが管理職の仕事だからです。
問題をどのように管理するかが重要です。
この言葉を聞いたことがあるでしょう。
「魚を与えれば一日生かすことができるが、魚の捕り方を
教えれば一生食いっぱぐれることはない」-老子
この文は、日常生活においてさえも、
非常に多くの意味を持ちます。
次のようなことを、そしてあなたに子供がいたら、
子供について考えてみましょう。
誰かが私に「問題」を持ち込んできたとすれば、
聞く聞かないは別として、最初の質問は
「なぜ私にこれを持ち込んできたのですか?」
または
「私にどうして欲しいのですか?」
でした。
それは問題でしょうか? それとも不平不満でしょうか?
私の経営理念の一つは、
「私には報告する人を育てる責任がある」
ということです。
私の責任には、彼らの「ベビーシッター」業務は含まれません。
私はまた、もし誰かが私の管理者になったら、
彼らが管理者として相応しいのか確認し、
彼らが自分の仕事をきっちりこなしているかを見極める責任がある
と信じていました(そしてそれは今でもそうです)。
さて、誰かがあなたに問題をもってきた場合、
それは問題でしょうか?
それとも不平不満でしょうか?
そしてどうやってその違いを見極めるのでしょうか?
この違いを知ることは重要です。
なぜなら、この違いによって、
問題を「どのように」処理するかが決まるからです。
あなたがそれを「どのように」扱うかによって、
その人があなたに問題をもたらし続けるのか、
それとも自分自身で問題を扱うことができるようになるのか
が決まります。
解決策は?
人々が私に問題を提起してくると、私は彼らに尋ねます。
「あなたは私にそれを解決してほしいから、これを私に相談しているのですか?」
彼らが「はい」と言ったら、
「わかりました。あなたが解決できるよう手助けしましょう。
それを解決できるような解決策を持ってきてくれましたか?」
もし彼らが「いいえ」と言ったら、
私はそれが問題ではないことを彼らに知らせます。
なぜなら、問題には、定義上、その問題を解決するために
利用可能な解決策があるからです。
解決策がないのであれば、不平不満になります。
その場合、私の対応は、
「申し訳ありませんが、私は苦情係ではありません。」
「可能な解決策を提供してください。そうすれば、私は、
喜んでこの問題を解決するためのお手伝いをしましょう。
考えれば、最善の策が見つかります」
です。
これはすべて、トレーニングの中にあります。
部下を管理したり、問題が起こった時にどう対応するかです。
さて、誰かが「問題があることをお知らせしたい」と
あなたに持ち込むことがあるでしょう。
私はそれを別のことばで表現します。
彼らはサルをあなたの膝に放り込みたいと思っているのです。
それを受け入れてしまうと、そのサルはあなたの管理対象になります!
私は猿が好きですが、自分のものはもう十分あります。
だから、これ以上は不要です。
十分な質問を
管理者(または親)として、または人が関わるあらゆる場面で、
どうやったら、相手が自力で解決できるようになるのかを
学んで下さい。
また別の機会に、私がどのように人々を管理し、彼らが私に
管理することを必要としないようにしたかについて説明します。
私は、管理者がいなくても、妥当な期間、その部署(または会社)が
どの程度うまく運営できているのかということを判断材料にします。
今までにない問題の処理方法を楽しんだり、
自分で問題を解決する方法を教えることができるように、
まずは十分な質問を用意して下さい。
(C)2020 ジョン・ラバーユ