NLP Newsletter
もしあなただけがそれをできるとしたら?
先日、グループコーチングをさせていただいている方々から、
「苦手な人がいなくなった」
「人との付き合い方が一変した」
等の嬉しいコメントをいただきました。
「動機付けができる」
「話し方・プレゼンのスキルアップができる」
「悩みを解決できる」
といった効果は期待していたのですが、期待以上の感想でした。
まだまだ、私自身コーチングで何ができて、何ができないのか
漠然としているところがありますが、
ただ「楽にうまくいく」ようにコーチングすることはできるようです。
さて、NLP創始者のリチャード・バンドラーさんと共に活動している
ジョン・ラバーユさんが発行しているNLPニュースレターから
コーチングに関する記事を紹介します。
目次
もしあなただけがそれをできるとしたら?
現在、どれくらい多くの人がコーチになろうとしているでしょうか?
すぐにプレーヤー以上の数になり、それでもフィールドには技量を伴わないプ
レーヤーがあふれていることでしょう。
どうしてでしょうか?
その答えはいたって簡単です。
それは、多くの人(自分自身はケアできないけれども、他人は助けられると
思っているような人)がコーチになりたがっているからです。
高収入を得たいという理由だけで、そして輝きのない自分のキャリアへの
魔法の薬として。そしてまた本当に才能あふれる人たちもいます。
でも、様々な理由からしようとしない人たちが。
もちろん私はコーチになりたいと思う人たちを否定するわけではありません。
もっと成功している人たちを見たいのです。
だから今回このタイトルを選んだのです。
もし、あなただけがそれをできるとしたら?
もし、あなたができることがあって、あなた自身だけがその方法を
知っているとしたら、あなたはどうやってそれで収入を得ようとしますか。
コーチングを行うとき
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誰かの何かのコーチングを行うときに、
その“何か”をコーチ自身ができないとできないでしょうか?
そんなことはありません。そこが盲点なのです。
ある程度、コーチングをする際にそのことの知識があったほうが
役に立つことは確かです。
しかし、コーチがそのことができる、とか経験があるとか
そういった必要はないのです。
例えば、私は公園の外まで野球でボールを飛ばすことはできません。
でも、私はバットを持った人を見て、
「どうしたらバットに当て」
「ボールを飛ばすことができるか」
を説明することはできます。
私は若いころから、言葉や言い回し、そしてそれが行動に
どのような影響をおよぼすかということを楽しんできました。
だから、企業が私に電話をしてきて、説得力や影響力に関する
トレーニングをしてほしいと依頼してきたとき、それが営業マンの
トレーニングであろうと、カスタマーサービスのトレーニングで
あろうと、私は自分がやることをやって、それを楽しむだけなのです。
さて、時々、そういったプログラムの中で、彼らが行っていることを
私がわからないうちに、まとめさせようとします。
例えば、「何があって」そして「何がないのか」といったことを
見つけ出すのではなく、言葉の一般的な適用に基づいてトレーニング
プログラムをまとめさせるのです。
私には奇妙にしか思えません。そこのところが、人々を成功に導く
部分なのです。
あなたが私のコーチだとしたら
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あなたが私のコーチだとしたら、
私はあなたから何が得られるのでしょうか?
あなたがコンサルタントかコーチとしましょう。
あなたは何に秀でていますか?
私が知るコーチのほとんどがこの質問に答えることができないのです。
では、自分が何ができるかわからないような人たちに何ができるのでしょうか。
あなたが自分の営業グループをもっていて、そして彼らにもっとうまく
セールスができるようにコーチングしないといけないとしましょう。
・彼らは何か有益なことをすでに行っているのでしょうか?
・そして何か非効率なことをしているのでしょうか?
・あるいは何か彼らの役に立たないようなことを?
・そして何か足りていないのでしょうか?
・それは何か除法助動詞の使い方なのでしょうか。
・あるいはその間違った使い方なのでしょうか。
・情報のつなげ方でしょうか。
・顧客に対する情報のつなげ方でしょうか。
・あるいは顧客に関係ない部分でしょうか。
あなたはわかっていますか。
あなたがわっていなければ、彼らはわかることができません。
あなたが私のコーチだとしたら(続き)
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もし(コーチの)あなたが彼らにしていることと、していないことを
尋ねるたとしたら、彼らは答えるでしょう。
でも、実際にはあなたは彼らが実際にどう行なっているかを
見ているわけではないので、彼らが話すこと以上のことを知る
ことはできないのです。
とにかく彼らと一緒に過ごして下さい。そして彼らが顧客など
誰かと話している様子を見てください。
そうすることによって初めて
「何をしていて」
「何をしていないのか」
を知ることができるのです。
これらの過程を怠ると、何もわからないだけです。
これは難しいところです。
特に人は見られていると思うと自分を見せません。
プロフェッショナルな関係の構築が試されるわけです。
しかし、野球のコーチでさえ、試合の間も練習のときと同じように
選手とともにいるわけですからね。
コーチとはどういったことが求められるのでしょうか。
そのための資質をもっているのでしょうか。
そしてそのために必要なことをしたいと思っているのでしょうか。
おもしろい質問ですがこれは個別にしか答えられない質問です。
これらの質問に対する答えがきっちりできたなら、コーチは
「いつ誰にどうのようにコーチングを行えばよいか」
がはっきりわかるのです。
このコーチングはいかがでしたでしょうか
さて、このコーチングはいかがでしたでしょうか。
機会は豊富にあり、毎秒、毎日扉をたたいています。
あなたはただ、全ての感覚を開けばよいのです。
そうすれば、あなたのところに来たときに、すぐにわかることができます。
そしてコーチが増えれば増えるほど、彼らが宣伝どおりにスキルを
備えているのだということを確信したいと思いませんか。
彼らが技術を有しているのか、あなたを成功へと導いてくれることが
本当にできるのか。
そして…….あなたは自分がコーチになる覚悟はできましたでしょうか。
信じようが信じまいが、全てのスキルの基礎はNLPなのです。
たくさんの有名なコーチを知っているし、彼らを成功へ導いた
方法を知っています。
それは、もって生まれたにしろ、後で身につけたものであるにしろ、
同じ物NLPのコミュニケーションスキルを彼らは有しているのです。
そして、あなた自身何を有していて、何を有していないのでしょうか。
そして、あなただけがそれをできるとしたら?