就活
就活のプロが伝える、採用面接で陥りやすいポイントと面接突破方法
採用面接でほぼ必ず質問されたり、話す内容として
「自己PR」がありますよね。
当然ながら殆どの方が、自己PRの内容を考え、
リハーサルもして面接に臨まれているでしょう。
実際、スラスラと自己PRを話される方が多いです。
しかしながら、真面目に準備している人ほど
面接官からすれば「?」と思うような点があります。
何千人と面接をしたり、就活生の採用面接の指導をしてきた
経験と実践心理学NLPに基づき、改善点と共にご紹介しますね。
目次
- ○ 自己PRあるある編
- ・他者PRをしているケース
- ・〈改善ポイント〉
- ○ 話し方あるある編
- ・話が寄り道するケース
- ・〈改善ポイント〉
- ・良さが伝わらない話し方
- ・〈改善ポイント〉
- ・逆PRをしている例
- ・〈改善ポイント〉
- ○ 話のテーマあるある編
- ・話の受け売りケース
- ・〈改善ポイント〉
- ○ まとめ
自己PRあるある編
他者PRをしているケース
中には自分のPRではなく、学生時代に所属していた
クラブ、サークルや以前の会社のPR(成功例)を話している方が
おられます。
「サークルが○○大会で優勝した」
「会社の売り上げを2倍にした」 など・・・
それはそれで良いのですが、その成功に自分がどの様に
貢献したのかをアピールできない人が多いですね。
例えば、
面接官:「その成功に、あなたはどう貢献したのか教えてもらえ
ますでしょうか?」
あなた:「サークルの部長として、みんなをまとめました」
さすがに、これだけしか言わない人はいないと思いますが
面接をしていて具体的な内容が伝わって来ない人も結構いました。
〈改善ポイント〉
☆当然ですが、自分がどの様に関わったかを具体的に話す。
「○○がキッカケでバラバラになって練習に来なくなっていた
みんな一人一人と、○○や○○をして・・・」など
★思い切って、自己PRの内容を変更する。
こうアドバイスするとエッ!という顔をされる方がほとんどなのですが、
小さな成功でも、数名との関わりでも構わないので、探してみると
より良い事例が見つかるものです。
当然、 この内容は当然自分の強みや志望動機とリンクしている方が
良いですよね。
さらに、企業が求める人材ともリンクしていると内定を勝ち取る確率が高くなります。
話し方あるある編
話が寄り道するケース
時系列に話をしようとする為か、関係のない内容まで
話をする方がけっこういます。
その方にとっては、大切な思い出であったり、
分かりやすく話そうとした結果だとは思います。
例えば、
「大学に入って1か月位経った頃に、同じ科の人たちと
普段はあまり行かないのですが、たまたま学食でご飯を
食べていた時に、そのうちの一人が浪人していたので、
年は1才上なのですが、軟式野球部に入っていて、
経験がなくても大丈夫というので、前から興味が
あったこともあって、入部した野球部で・・・」
まさか、こんなに回りくどい話をする方はいないと
思いますが・・・
面接官は一日に多くの志望者と面接をしますので、
話が横道にそれた段階で聞くのを止めることが多いです。
では、どのようにすれば良いでしょうか?
〈改善ポイント〉
☆結論から話す。
「その理由(根拠)は〇〇だからです。」
★実例を話す。
「〇〇の時に××をして・・・」
理由(根拠)と実例の組合せが、わかりやすく、そして、
説得力のある話し方の基本でもあります。
この組合せで話をすることをお勧めします。
☆関係の薄い内容は思い切って省く。
話すか、省くか迷ったときは、とりあえず、
入れておいてください。
後から省く方が簡単ですから。
また、誰かに聞いてもらって判断してもらうのも
お勧めです。
良さが伝わらない話し方
自己PRの話をしているのに、その良さが
伝わらない方がいます。
色々な理由があるかと思いますが、
「無表情」
「声に力強さがない」
「棒読み」
などによる場合も少なくないかと思います。
面接の場だから、真面目に話さないといけない
とか、多少緊張していることも関わっているかも
しれないですね。
では、自己PRであなたの良さを伝えるには
どうすれば、良いでしょうか?
〈改善ポイント〉
自己PRで、あなたの良さを伝える話し方の
ポイントはいくつかあります。
その一つは、五感をフルに使って思い出しながら話す
ということです。
例えば(自己PRとは直接関係ないかもしれませんが)
何かの試合で勝って仲間と抱き合って喜んだ時の話をするとすると
・仲間のむちゃくちゃ喜んでいる顔や
・仲間と抱き合って、ぴょんぴょん飛び跳ねている姿
などを思い出したり、
「やった~」
「勝った~」
とか言って叫んでいる声を聞いたり、
「込上げてくる熱い嬉しさ」
「じわ~と感じる熱い喜び」
などを感じたり
しながら話すといいです。
そして、この時だけは、多少無駄な話があっても
大丈夫です。
この時は、論理的に話すよりも、感情に訴える話し方の方が効果的です。
逆PRをしている例
自己PRの次にくるのは、強みとは逆の弱みに
関する質問が多いです。
面接官としては、この質問に対する答え方で
・逆境に対する対応力
・面接に際してどこまで準備してきたか
・自己認識力
などをみます。
この質問をされた時に、
困ったとか、しまったと言った顔を
される方もおられました。
一瞬そういう顔をするのは、愛嬌としても
その質問でオタオタしたりしては
せっかく自己PRしていても台無しに
してしまいますよね。
強みの自己PRに関する準備と同じくらい
弱みに関する準備も大切です。
その時のポイントをお届けしますね。
〈改善ポイント〉
「自分の弱み」に関する質問への準備ポイントは、
考え方にあるのかと思います。
まずは、
・人はだれでも「強み」も「弱み」もある
ということです。
誰にでも「弱み」はあるので、「弱み」があることは
隠す必要がないのです。
なので、自分の「弱み」については堂々と話をしましょう。
次に
「弱み」は「欠点」や「悪い」部分ではない
ということです。
なので、自分の性格を話しするつもりで話してください。
最後に、
「弱み」を「強み」にすることです。
これはリフレーミングと言われています。
「弱み」があることがどの様なメリットにつながるのか
とか、応募した会社の仕事でどう活かせるのか
そういった話をしてください。
逆に言うと、会社を選ぶ一つの理由として、
そういうことがあってもいいのかと思います。
私の話になりますが、人前で話をする講師という仕事を
しているくせに活舌が悪い(サ行もタ行もラ行もちゃんと
言えません)のでヴォイストレーニングを受けたことがありました。
その時の先生が
「私も活舌が悪かったので、その直し方が分かるのです。
元々活舌が良い先生は自分がきれいに発声できても、
直し方を知らない方が多いです。
とおっしゃってました。
その時の先生の自信に満ちた顔や話し方が
いや、考え方が今でも強く印象に残っています。
みなさんも自分の「弱み」が、どの様なメリットに
つながるのか、また、応募した会社の仕事でどう活かせるのかを
考えてみてください。
もし、見つからなかったら、それこそ
「私のこの弱点を克服するためにこの会社で働きたいと
思っています。」
みたいなことを話すのもいいかもしれないですね。
話のテーマあるある編
話の受け売りケース
本などで紹介されている「理想の新入社員像」のような
内容を話す方もいます。
きっかけは、本を読んだり、人の話を聞いてなどでも
全然問題ないのですが、実体験が伴わないと自己PRには
ならないですよね。
面接官は当然、実際にできるのかどうかを知りたいので、
具体的にどうしたのかといったような質問をします。
具体例をどう話したらいいのか、というか、
どれだけ自分の人生に影響を及ぼした経験を
選ぶことが大切なのかもしれないですね。
〈改善ポイント〉
☆ほんのちょっとしたことで構いませんので。
具体例も併せて話してください。
逆に言うと、「人類のために〇〇をしています」
みたいな方が嘘くさいですよね。
本手にできることなんで、本当にちょっとしたことですよね。
面接官もその辺りは、見極める眼力を持っていますよ。
まとめ
採用面接で陥りやすい点とその改善ポイントについて
書いてみました。
基本的なことができている人がワンランクアップして、
内定を勝ち取るために活用してみてください。
また、自分のことは意外に分からないものなので、
他人に見てもらったり、聞いてもらったりすることも
役に立つものです。
経験豊かなプロの方のアドバイスを受けることも
お勧めします。
ご質問・ご予約は↓から